せいなかNews

新年のご挨拶
【2022年1月1日】

 あけましておめでとうございます。
 年頭に当たり謹んで新年のお慶びを申し上げます。

 昨年は、一昨年に引き続き、新型コロナウイルスの感染拡大に翻弄された1年になりました。私どもの組合では、新型コロナウイルスの感染症対策の徹底のため、マスクの着用、こまめな手洗い、3密(密閉空間・密集場所・密接場面)の回避とともに健康観察の再徹底をしてまいりましたが、残念ながら一昨年に続き、「鍋まつり」「食彩市」など京都市中央卸売市場の恒例行事がまたも中止となってしまいました。昨年末には、やや収束してまいりましたが、まだまだ予断を許さない状況が続いています。今後とも、消費者の皆さまへ新鮮で安全・安心な青果物を安定的に届けていくため、日々の仕事に励んでまいります。

 さて、私ども京都中央市場青果卸売協同組合は、昭和57年4月2日に協同組合に法人化され、設立されてから本年で40周年を迎えることになります。昭和2年12月に京都市に全国で初めての中央卸売市場が開設されるに伴い、翌年1月に当組合の前身である京都青果仲買人組合が創立され、京都青果仲買組合、京都青果卸売組合と改称、改組を経て現在に至っております。創立以来、私どもは、生産地と消費者を結ぶ大事な架け橋を担っているという認識を持って仲卸業を営んでおります。

 私たちが営業している京都市中央卸売市場第一市場では、平成27年3月に策定された「京都市中央市場施設整備基本計画」に基づき、効率的な業務オペレーション(物流工程)及び品質管理(衛生管理・温度管理)の徹底追求並びに世界に伝承される和食や京の食文化の発信をコンセプトにした市場施設の整備が進んでおり、本年4月からは、新青果棟の実施設計が開始される予定です。これまで、開設者(京都市)との間で開催されたワーキンググループ会議等を通じて、私たちの要望を伝え、新施設が私たちにとってより良い環境となるように努めてまいりましたが、今後とも一層連携を密にしていきたいと考えています。

 最後になりましたが、本年も関係各位の皆様方のご指導ご鞭撻をお願い申し上げますとともに、皆様方の益々のご発展とご健勝をお祈りいたしまして、新年のご挨拶とさせて頂きます。                  

令和4年1月1日
京都中央市場青果卸売協同組合
理事長  中川 恵司