令和7年5月27日付けで、第8代理事長に就任した金森勝則です。 皆様方におかれましては、京都中央市場青果卸売協同組合の円滑な運営に多大なるご理解・ご協力を賜り、心より感謝申し上げます。
昭和2年12月に京都市に全国で初めての中央卸売市場が開設されるに伴い、翌年1月に当組合の前身である京都青果仲買人組合が創立され、京都青果仲買組合、京都青果卸売組合と改称、改組を経て、昭和57年4月2日に協同組合に法人化され、現在に至っております。 創立以来、私どもは、生産地と消費者を結ぶ大事な架け橋を担っているという認識を持って仲卸業を営んでまいりました。今後とも、消費者の皆様へ新鮮で安全・安心な青果物を安定的に届けていくため、日々の仕事に励んでまいります。
さて、私たちが営業している京都市中央卸売市場第一市場では、平成27年3月に策定された「京都市中央市場施設整備基本計画」に基づき、効率的な業務オペレーション(物流工程)及び品質管理(衛生管理・温度管理)の徹底追求並びに世界に伝承される和食や京の食文化の発信をコンセプトにした市場施設の整備が進んでいます。一昨年3月の新水産棟全面オープンに引き続き、昨年着工された新青果棟1期エリアも来年9月に竣工される予定です。私たちの組合が入居する第二期エリアも来年度には着工される予定ですが、開設者(京都市)との間でハード面を協議するワーキンググループ会議と並行して、昨年度からソフト面を協議する新青果棟運用検討会議も開催されることとなりました。これらの会議等を通じて、私たちの要望を伝え、新施設が私たちにとってより良い環境となるよう、今後とも一層連携を密にしていきたいと考えています。
かつて、100店舗以上の組合員を抱えていた当組合も、現在は蔬菜部28店舗、果実部18店舗の合計46店舗となっていますが、新青果棟が竣工される令和10年度には、どの店舗も欠けることなく新しい施設で営業できることを願っています。また、私たちの組合が消費者や生産者の皆様に信頼され、愛される市場になれるよう努めてまいりますので、今後ともよろしくお願いいたします。
理事長 金森 勝則