せいなかNews

新年のご挨拶
【2024年1月1日】

 あけましておめでとうございます。

 年頭に当たり謹んで新年のお慶びを申し上げます。

 昨年の5月に感染症法上の位置づけが2類相当から5類に変更されたことにより、長かった新型コロナウイルスとの戦いも収束に向かいつつあります。このため、市場での行事も、一昨年の後半から徐々に再開し、昨年は、「夏休み子ども市場見学会」、「大人の市場見学会」、「産地体験 陸援隊」、「親子向け食材選び方教室」等ほぼ平年並みの行事を開催することができました。今年も、昨年同様に行事を行えるものと考えています。

 しかしながら、たくさんの方にご来場いただいていた「繁盛市」、「夏まつり」、「鍋まつり」につきましては、市場内の除却・建築工事により場所が確保できないことから、残念ながら今年も開催は見送りとなっています。

 中央市場では、引き続き、新型コロナウイルスの感染症対策のため、マスクの着用、こまめな手洗い、3密(密閉空間・密集場所・密接場面)の回避が奨励されていることから、私ども仲卸といたしましても、消費者の皆さまへ新鮮で安全・安心な青果物を安定的に届けていくため、これらに気を付けたうえ、日々の仕事に励んでまいります。

 私たちが営業している京都市中央卸売市場第一市場では、平成27年3月に策定された「京都市中央市場施設整備基本計画」に基づき、効率的な業務オペレーション(物流工程)及び品質管理(衛生管理・温度管理)の徹底追求並びに世界に伝承される和食や京の食文化の発信をコンセプトにした市場施設の整備が進んでおり、昨年3月には「水産棟」が竣工いたしました。現在は、新青果棟予定地の除却工事が行われており、工事完了後は、「新青果棟」の第1期の建築工事が開始される予定です。新施設が私たち仲卸にとってより良い環境となるように、開設者(京都市)と一層連携を密にしていきたいと考えています。

 結びにあたり、本年も関係各位の皆様方のご指導ご鞭撻をお願い申し上げますとともに、皆様方の益々のご発展とご健勝をお祈りいたしまして、新年のご挨拶とさせて頂きます。  令和6年1月1日

京都中央市場青果卸売協同組合
理事長  中川 恵司