せいなかNews

新年のご挨拶
【2023年1月1日】

 あけましておめでとうございます。

 年頭に当たり謹んで新年のお慶びを申し上げます。

 昨年は、新型コロナウイルスの感染状況も3年目に入りました。当初に比べて弱毒化したとは言え、まだまだマスクが手放せない状態は続いておりますが、市場の行事も、規模は縮小しながらも「こども市場見学会」が実施されるなど一歩づつ普段の生活に近づいてきていることを実感しております。

 私どもの組合では、引き続き、新型コロナウイルスの感染症対策の徹底のため、マスクの着用、こまめな手洗い、3密(密閉空間・密集場所・密接場面)の回避とともに健康観察の徹底を図り、今後とも、消費者の皆さまへ新鮮で安全・安心な青果物を安定的に届けていくため、日々の仕事に励んでまいります。

 私ども京都中央市場青果卸売協同組合は、昭和57年4月2日に協同組合に法人化され、設立されてから昨年で40周年を迎えましたが、新型コロナウイルスの感染状況のため記念行事の実施は見送りました。

 昭和2年12月に京都市に全国で初めての中央卸売市場が開設されるに伴い、翌年1月に当組合の前身である京都青果仲買人組合が創立され、京都青果仲買組合、京都青果卸売組合と改称、改組を経て現在に至っております。

 創立以来、私どもは、生産地と消費者を結ぶ大事な架け橋を担っているという自覚を持って仲卸業を営んでおります。

 私たちが営業している京都市中央卸売市場第一市場では、平成27年3月に策定された「京都市中央市場施設整備基本計画」に基づき、効率的な業務オペレーション(物流工程)及び品質管理(衛生管理・温度管理)の徹底追求並びに世界に伝承される和食や京の食文化の発信をコンセプトにした市場施設の整備が進んでおり、昨年には「水産棟」が竣工いたしました。本年からは「新青果棟」の第1期工事が開始される予定ですが、まだまだ課題は山積しております。

 れまで、開設者(京都市)との間で開催されたワーキンググループ会議等を通じて、私たちの要望を伝え、新施設が私たちにとってより良い環境となるように、今後とも一層連携を密にしていきたいと考えています。

 結びにあたり、本年も関係各位の皆様方のご指導ご鞭撻をお願い申し上げますとともに、皆様方の益々のご発展とご健勝をお祈りいたしまして、新年のご挨拶とさせて頂きます。 

令和5年1月1日

京都中央市場青果卸売協同組合
理事長  中川 恵司