祇園祭

  • 京都歳時記


もとは「祇園御霊会(ごりょうえ)」と呼ばれ、貞観11年(869)、全国に疫病が流行したとき、神泉苑で悪疫退散を祈る御霊会を行ったのを始まりとします。山鉾の巡行が始まるのは南北朝時代、町衆が主体となり盛大な祭となりました。現在は32基の山鉾が巡行します。京都祇園祭の山鉾行事は2009年、ユネスコの世界無形文化遺産に登録されました。

祇園祭のクライマックスはなんといっても山鉾巡行。7月17日に行われる巡行は、昭和40年までは前祭(さきのまつり)の17日に20基、後祭(あとのまつり)の24日に9基と、2回に分けて行われていました。巡行当日、四条烏丸を先頭に勢揃いした山鉾は、籤改め(くじあらため)のあと、四条麩屋町で長刀鉾の稚児による注連縄切りを経て、四条通河原町通、御池通と進みます。さながら動く美術館といった山鉾の御神体や懸装品とともに、辻回し(交差点での鉾の方向転換)や祇園囃子など、見どころ・聞きどころがたっぷりです。日本各地の山車曳きのルーツです。

(参考:株式会社宮帯出版社、写真提供:京都観光協会)

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